大阪相続税申告相談室
よくある相続税申告に関する相談事例
相続税申告に関するよくある相談事例
2021年08月06日
相続手続きを進める中で「配偶者の税額軽減」という制度があると知りました。詳細を税理士の先生に伺いたいです。
先日、持病が悪化し夫が亡くなりました。なんとか葬儀を済ませ、相続の手続きに取り掛かろうかとしていますが、不安なことがあります。それは、財産の種類が多いため費用もたくさん掛かってしまうのではないかという事です。夫は大阪にて会社を経営しており、資産として自宅以外にもマンションなど不動産をいくつか所有しています。相続税の申告が必要であることはわかっていますが、夫がいないこれからの生活に備えて、なるべく出費は抑えたいと思っています。色々調べる中で「配偶者の税額軽減」という制度があることを知りましたが、どのような制度なのか、私にも当てはまるのか、よくわかりません。税理士の先生に教えていただきたいです。
配偶者の税額軽減とは、配偶者が受け取る財産について一定金額までは税金がかからない制度です。
配偶者の税額軽減とは、被相続人の配偶者が遺産分割や遺贈により実際に取得した正味の遺産額が、次の金額のどちらか多い金額までは配偶者に相続税はかからないという制度です。
①1億6千万円
②配偶者の法定相続分相当額
また、今回のケースでは複数の不動産を所有されているとのことですので、必ず財産の全体を把握し進めていきましょう。日本では、基本的に相続税申告にあたり自分で相続税額を計算し納税する制度を用いています。その中で、様々な特例や控除を適用していきますが、不動産の評価は、相続税申告に精通した税理士であっても、ノウハウが必要となるとても難しい部分です。ご自身で財産総額が1億円に満たないと思っていても、実際に相続税の計算をしてみたら1億円以上の評価であったというケースもよくあります。少しでの相続税の計算やご自身だけでのお手続きに不安がある方は、相続税の専門家である税理士へ相談をされることをおすすめいたします。
大阪ならびに大阪近郊の皆様、大阪相続税申告相談室では相続税申告に関するご相談をお受けしております。今後の資金面にも関わってくる問題ですので、少しでも不安が取り除かれるよう丁寧にご説明してまいります。